何故かストーン・ペインティングの講師をすることに。参加者は小学生約50名と人数も多く、時間も限られていたため、あえてきめ細かな作品づくりをさせる事はしなかった。あるレベルの完成度に達する作品をつくらせることは、一定のマニュアル通りに進めれば可能なこと。しかし、それだと作業になってしまう。創造するということは、なかなか思うようにいかなくて悔しいとか、思いも寄らぬものが出来上がってびっくりしたというような気持ちがわき上がることが大切であって、必ずしもうまくつくる必要は無いのである。結果、ビビッドな色に塗りたくられた大小様々な石は、小どもたちの躍動感がストレートに伝わってくるものとなった。
そんな石の姿を見て、忘れかけていた事を思い出した。とにかく、試験でも空白の回答欄は残すな。画用紙は白地を残さずに塗りつぶせ。意図的な空白や格好だけの空間は、ただ装っているにすぎないということを。

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