関東圏のダイバーだったら大瀬崎へ潜りに行ったことが一度はあるだろう。車で行くと、東名高速の沼津ICを降りて、南伊豆方面へ海岸沿いの道路をひた走る。その道のりで必ず目に入る白く美しい客船の姿があった。
船の名はスカンジナビア号。かつてステラポリス号として世界を航海していた豪華客船をフローティング・レストランに改装したものだ。そのスカンジナビア号 も経営母体の財政事情からスウェーデンの企業に売却されることとなった。そして、第三の人生を送るため、スウェーデンへ向けて8月31日に沼津を出向した のだが、1日の夜に和歌山県串本の沖合3キロであっけなく沈没してしまった。あまりに唐突な幕切れに、これは何か裏がありそうだと勘ぐってしまうのは 仕方のないこと。当然、莫大な保険もかけられていることだろうし。
真実は水深72メートルに沈むスカンジナビア号へ潜水してみなければ分からない。

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